電磁波の影響を最小限に抑えるお部屋の間取り

電磁波対策を基準にすると、デスクの位置や部屋のレイアウトも一考する必要があります。部屋の間取りを見直して、電磁波の影響を受けづらい作業場所を確保しましょう。疲労感が減って集中力も持続します。

基本は電磁波発生源から距離をとる

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電磁波を浴び続けると疲労を感じやすくなるといわれています。疲労感は集中力を乱し、仕事効率を低下させてしまいます。

とくに、長時間作業をするデスクは電磁波のもっとも影響の少ない場所に配置したいところです。

最優先にすべきは、電磁波発生源から距離をとること。コンセントをはじめ、エアコン・ストーブ・テレビ・オーディオ機器など電磁波発生源を、身体から離れた位置に配置することが大切です。

身体から離せない場合でも、身体の近くでの使用はなるべく控えるようにすることで電磁波の影響を最低限に押さえることができます。

 

使用していないコンセントも電磁波を発している

電化製品を使用していないコンセントも常時電磁波を発しています。

正確には、交流電圧がかかっている配線すべてから電磁波が発生しているため、壁の中を通る配線も電磁波発生源です。

また、壁の隣の部屋にある家電製品からの電磁波も微量ながら影響します。
それらを考慮すると、自然と部屋の中央がコンセントからの電磁波をもっとも受けづらい位置になります。

 

中央天井には照明が

しかし、一般的に部屋の中央天井には照明が備わっています。これも電磁波発生源であり、照明をつけていようがいまいが電磁波が発生しています。

しかも天井照明は、電磁波の影響を感知しやすい頭部に近い位置であるため、部屋の中央は最適な位置とはいえません。

 

最適な位置は?

「コンセントから離れつつ、家の外に面した壁際」がもっとも電磁波の受けづらい場所になります。
ただし、壁の中に電気配線がないこと、外に電柱などがないことが条件になります。

部屋の中でくつろいでいるときの「定位置」は、その付近に落ち着いているのではないでしょうか。

電磁波過敏症でなくとも、人間の身体は意外なほど敏感です。自分でも気づかないうちに身体に害の及ぼすものから距離をとっているのかもしれません。

 

電磁波は金属を伝って忍び寄る

部屋のレイアウトを決める際に知っておきたいのは、「電磁波は伝播する」ということ。

コンセントに刺さったケーブルと束になっていたり、ゴチャゴチャに絡み合っているケーブルはすべて帯電し、使用していない機器までもが電気を帯びることになります。

また、触れずとも電磁波発生源の周囲にある金属は、アンテナとなって帯電するため、新たな電磁波発生源となります。

せっかく電磁波発生源からデスクを離しても、空間に発生した電磁波は金属から金属を伝って忍び寄ってきます。
そのため、身体の周りに金属を置かないことも電磁波対策のポイントです。

もちろん、発生源から離れるほど電圧は小さくなるため、身体への影響も小さくなります。しかし、体調変化に気づきにくい微量の電圧上昇こそが電磁波のもっとも怖いところ。

デスク周りの備品は断捨離をして、必要最低限のものだけを置くようにしましょう。
また、金属類や電子機器類は、デスクからもっとも離れた位置にまとめて配置するのがよいでしょう。

 

デスク周りの電磁波対策チェックポイント

  • 金属部分のあるデスクは、コンセントに近づけて配置しない。デスクそのものが帯電し電磁波発生源になります。

  • デスク周りの配線は必要最低限。また、交流電源線とその他の配線は近づけて配置しないようにしましょう。電磁波が伝播します。

  • デスクからできる限り金属製品を排除しましょう。使っていないモニターや電子機器のほか、ハサミやクリップなどの金属製の文具も帯電します。

  • コンセントから抜きっぱなしにした配線はコンセント付近から遠ざけましょう。コンセントの近くに放置しておいても配線は帯電します。

  • デスク照明は交流電源を使用しないLEDランタンなどを使用しましょう。
    天井照明も忍び寄る電磁波伝播ルートのひとつ。別の照明で代用し、外してしまうのもひとつの手です。ぶら下がる照明がなくなると部屋が広くなったように感じます。


まとめ

以下の3点が電磁波の影響を受けづらい部屋の要点です。

1.「電磁波発生源からなるべく離れた場所にデスクを置く」

2.「電磁波発生源と身体との間や、身体の近くに金属を置かない」

3.「使っていない機器の配線はきれいに収納」

電磁波の影響だけでなく、ムダものがない整理されたデスク周りは集中しやすい環境です。
また、身体のまわりに金属を置かないだけで不思議と気分がスッキリします。

ゴチャゴチャした配線に不快感を感じるのは視覚的な圧迫だけでなく、電磁波も影響しているのかもしれません。以上を参考に、集中できる作業部屋をレイアウトしましょう。